高田先生が覚えているのは「お母さん～私結婚できるの～」「代わってあげられるものなら、お母さんが代わってあげたい」です。そうですね、お母さんはいつまでも偉い存在です。

　　皆が悲しいドラマですねと言いました。「悲しいけれど、勇気がわいてくる感じがします」、「その強い生きる勇気に感動させられました」「彼女の強さを見習いたいです」といろいろな意見が出てきました。突然ぼくの２級ノートに書いてある例文を思い出しました。「彼女の命が助かるものなら私の命と引き換えでもかまいません」。そして、ある人が質問を出しました、「皆、そう思うんですか？自分の命がもっと大事でしょう？」と言いました。そうですね、自分の命が大事なのは誰でも知っているはずです。でも、本当に好きな人がいれば、自分の命が取られてもいいと思います。僕はかつて体験したことがあるんです、そのとき、彼女がぼくの腕の中で気絶し、息途絶えた時、僕は誓ったんです、彼女の命が助かるものなら私の命と引き換えでもかまいませんと。（ちょっと悲しくなってきました）

　　僕がそのドラマを見たのは大学三年生のとき、高田先生の授業で見ました。そのとき、一緒に泣いていた女性の生徒が多かったです。実はぼくも泣きたかったです。でも、周りは全部女性の学生ばかりで、泣かないことにしました。

皆さんに聞きたいです。皆さん、恋をしたことがあるでしょう、初恋のことまだ覚えているでしょう。特に男性の皆さん、忘れられないでしょう。失恋に対して、挫折に対して男性と女性、どちらが強いと思いますか？僕は女性だと思います、男性はもろいです。そのようなことに対して男性はいつも消極的で、そして自分の気持ちを他人に見せないだけです。女性は泣いてから気持ちがよくなります。男性は違います。一週間、一ヶ月、一年経っても、まだ昔のことを覚えていて、忘れられません。自分が経験したつらいこと、悲しいこと、どうしても忘れられないのは男性のほうだと思います。